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私が鬱病になった理由と、回復したきっかけ

 いつもブログを閲覧いただきありがとうございます。

私は新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年の5月にうつ病を発症し、2023年2月現在も服薬を続け、回復期にある状態の者です。

理系の大学に在籍しており、今年の4月から4年生に進級します。1年間の休学生活と、約2年半の闘病生活を経て、

その経験と病識、HSPについてなどを情報発信したいと思い、2023年1月からブログ、Instagram、spoonでの配信活動を行なっています。

まえがき

 今回は、私が鬱病になったきっかけと、それが回復し、現在の状態にまで元気になったきっかけをお話ししたいと思います。

自分なりに分析した結果であって、うつ病の症状や、期間は人それぞれなので、一概にこうしたら鬱病になるというものではないこと、

を承知の上で見ていただけたらと思います。

きっかけ

 私は様々な事情があって、高校生の時から一人暮らしをしていました。

家賃や生活費の仕送りをもらっていたものの、足りない急な出費や生活費を、アルバイトをしながら生活することで補っていました。

 両親に頼ることが申し訳なくて、家計に負担をかけたくなかったことが大きいと思います。

 学校生活、一人暮らしの家事、アルバイト、部活と、いくら若かったといえど、この時点で私にとってはオーバーワークだっと思います。

加えて、学校ではクラスの代表を務めたり、学校紹介を中学生向けにしたり、学習した成果を発表する機会にも頻繁に参加していました。

 この時私は、誰かの役に立つこと、自分が仕事をなんでも引き受けることで自分の価値を見出していたのだと思います。

 この考え方は、大学に進学した後も続き、悪化しました。

「良い成績でなければ」「お金の負担をかけてはいけない」「誰かに頼ったり弱さを見せたら迷惑」 など

大学では、一人暮らし、講義、教職課程の授業、アルバイト(週3程度)、自動車学校への通学など、

 教職課程だけでも、50分の授業の構成を考えてワードにまとめて、他の人の前で発表してと言った授業や、英語の論文を日本語に訳して、わかりやすくみんなに伝えるために発表資料を作って。などと、Googleクラスの課題にいつも追われながら、オンラインの講義をひたすら週に20コマ(一コマ90分)ほど受けていました。

周りの友人にも、「いつもバイトで忙しそうだよね」とか「どうやったらそんなに頑張れるの?疲れない?」と言われていたのに、

その時の私は、まだまだ完璧じゃないから、ともっと頑張ろうとしていました。

うつの症状が現れ始める

 こんな生活を続けていたら、今まで無遅刻無欠勤だったのに朝ベットから起き上がれなくなったり、

バイトから帰ってきた後に理由もなく涙が止まらなくなったり、食事を普通にとっていたつもりが9キロ痩せていたり

親友や家族でさえ、本気で誰とも話したくなくて、起き上がれない自分が悔しくて、何もできない自分を責めるようになりました。

 コロナウイルスの感染が拡大していた時期ということもあって、周りの人に迷惑をかけたくないという気持ちがとても強くて

誰かに頼ることも、連絡することも考え過ぎてしまって、結局何もしない、できない状態でした。

 ベットから一日中出れない日が何日も続き、入浴やトイレでさえも行きたくない、床を這っていく時期もありました。

「このまま人生終わるのかな」「自分が生きていてもしょうがないんじゃないか」「生きるが辛いからもう生きたくない」

 などと、何千回も、何万回も考えたりしていました。

 私の異変に気づいた友達や、母校の先生が「うつ状態かもよ」と声をかけてくれたことをきっかけに、医療機関へ行くことができました。

何回も諦めようとしたけど、希望は捨てなかった

 うつ状態の時は、自分が自分のことを責め続けている状態が続くので、

頭もネガティブなことでいっぱいで、それから少しでも気を紛らわすために、YouTubeでお坊さんのありがたい言葉を聞いたり、

占いを聞き流すことで、それに縋り付くことでなんとかメンタルを維持していました。

 人と関わることがその時は億劫で仕方なくて、動くことができなかった私が唯一繋がれたのがSNSだったのです。

ベットから出ずに、別の人の意見や考え方を聞いたり、最近では、精神科医の先生がメンタルヘルスや、精神疾患について情報発信をされたりしているものもありました。

 そういったSNSを通じて、自分の状態を少しずつ認識し、主治医と一緒に治療方針を考え、利用できる大学のカウンセリングや、

医療費制度の案内を提示してくれました。

 抗うつ薬の服薬に最初は抵抗があったものの、主治医や、大学のカウンセラーさんの説得のもと、服薬を始めました。

服薬を続けることで、状態は少しずつですが良くなり、最初は食事が普通に摂れるようになったり、

親友と少しずつ連絡を取ったり、アニメや漫画などを見ることができるようになりました。

 その後は波はあったものの、少しずつ学校に顔を出したり、医務室にだけでも通ったり、

学校以外での生活を充実させることによって、自分の心が少しずつ回復していきました。

きっかけは…

 私がうつ病を克服した大きなきっかけは

「自分の人生本当にこのままで終わっていいのか」と心の底から自分と向き合ったことだと思います。

 また、最後まで希望を信じ続け、服薬や自分でもできる散歩や、生活習慣の調整を積極的に行なったこと、

カウンセリングを通じて自分の考え方の傾向を把握し、マインドフルネス瞑想を取り入れたり、日常生活で自分の心が温まるものを探し続けたこと

 また、周りの方の多大なる支えがあったこと、助けを求めることができるようになったことが大変大きかったと思います。

 助けを求められるのも、自分を理解してあげられるのも、結局は自分なんです。

自分の考え方や、思考の癖は直していくことができる。コミュニケーションや人間関係も自分次第で捉え方が変わるということに気づきました。

あとがき

 今回は私が鬱病になった理由と、回復のきっかけとなったことを書きました。

あくまで自分で分析した結果なので、参考程度にしていただけたらと思います。

この記事を読んでいる方がもし、闘病中や、人生を諦めそうになっている方だったとしたら、

よかったら私と一緒に少しずつでも前に進んで生きていきませんか?

 そういうふうに思えるような、温かい場所をSNSに作ることができたらと思います。

今回は暗い話になってしまいましたが、最後まで閲覧していただきありがとうございます。

今後も応援をしていただけるととても嬉しいです。私もほどほどに、自分の健康第一に生きていこうと思っています。

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