水産

水産高校で学べること

ブログを閲覧していただきありがとうございます。

2023年2月17日金曜日今日も寒い日が続いていますね❄️

今日の画像は神戸にあるatoaというアートと水族館を融合した施設で撮影したものです。

展示の仕方がとても綺麗で、この魚はイエローヘッドジョーフィッシュという魚です🐠口の中で子供を育てるという生態を持つちょっと変わった整体を持つ可愛いお魚なので、ぜひ会いに行ってみてください。

いつもはメンタルヘルスケアや、HSPについて主として紹介しているのですが、せっかく水産を7年学んでいる身、ということで、水産関連の知識を今後皆さんにお伝えできる範囲で発信していこうかなと思い、水産のメニューを追加しました。

ブログのカテゴリーに水産を追加したので、興味のある方、水産高校や大学に進学しようと思っている方はよかったら参考にして見てください⚓️🛳🐟

まずはいつもの自己紹介から🐣

私は、高校は新潟県立海洋高等学校を卒業、現在も関西圏の水産学科がある大学の3年生(2023年2月現在)に在籍している者です。

現在の時点で水産を高校の3年間と、大学の4年間(本来は今年卒業だったのですが、休学していたため今は3年)水産に関する勉強をしていました。

うつ病の発症をきっかけに、水産高校の教員になる進路を諦め、必要な人の元に情報を届けることのできる情報発信を主として活動をしています🐠

まえがき

前述したように私は、高校選択の時点で、新潟県糸魚川市にある新潟県立海洋高等学校を選択しました。

新潟といえばサケベニズワイガニ、バイ貝、アンコウ、ノドグロといったような水産物が有名で、旅館やホテルでも新鮮な魚介類を食べることができます。

冬は雪が少ないところでも(新潟の中でも富山に近い沿岸部の糸魚川市は雪が少ない方)ひどい時には膝くらい、30cmほどの積雪があります❄️

その代わりと言ってはなんですが、美味しいお米や魚介類が食べれたり、冬にはスキーやスノーボードを楽しめるスキー場が近くにあったりします。

また、海もとても近いので、夏には足ひれ(フィン)とマスクをつけてスノーケリングができたり、初夏には砂浜でキス釣りが、冬にはブリメバル等を釣ることができます。

冬の海は荒れているので危ないのですが、夏はとても穏やかな海なので、安心して海水浴やバーベュー、水上バイクができることから毎年多くの観光客が訪れています。

そんな新潟県糸魚川市にある新潟県立海洋高校で私が学んだことを今回はご紹介したいと思います。

2019年度の卒業生のため、細かな情報や、実習場所は現在と異なる可能性があるので、詳しくは以下のホームページをご覧ください。

http://www.kaiyou-h.nein.ed.jp (新潟県立海洋高等学校公式HP)

海洋高校で学べること

私が通っていた海洋高校では、当時1年生は水産学科として募集がかかり、1年に80名の生徒が合格していました。

1年次に1クラス20名の4クラスに振り分けられ、水産に関する基本的な知識を学び、1年の後半で2,3年次に進むコースを選択するための、模擬実習のようなものを経験し、自分の希望のクラスを選択した上で、希望が偏った場合(各コース20名を超えた場合)成績上位者が優先的に希望のコースに進むことができました。

高校1年時

1年次には、カヌー、水上バイク、SAPボード、カッター(12人乗りの手漕ぎのボートのようなもの)などのマリンスポーツ実習や大会を経験しました。

また、水産高校特有の部活があり、ダイビング部、食品研究部、相撲部、カッター部などがありました。

また、小型船舶操縦士の免許取得時に必要となる、ロープワークの練習をしたり、実習後にはその内容を振り返るレポートの作成があります。

1年生の時は、普通科の教科や科目がメインで、水産の科目は2、3年次と比較すると少ないです。

新潟県立海洋高等学校(以下新潟海洋と略させていただきます)は食品の加工場のような施設、水深10mの潜水プール、全長50m程度の長期航海用の船舶、実習等で使うクルーザーのような船舶、小回りが効く小型船舶が2台、そして漁港には養殖実習の施設があります。

これらの施設は、全国の水産、海洋系の高等学校と比較しても珍しく、水産の専門家を養うための環境としてはかなりお勧めできる設備です。

1年次はこうした設備を周回するというか、それぞれの施設で4つのコースの体験をしていく形になります。

1年間自分の選択するコースを選ぶ期間があるので、実際に少し体験してから決めることができて大変助かりました。

水産高校によっても、県外からの高校生を受け付けていない高校や、募集、入学時からコースが決まっているところもあります。

新潟海洋は県外からの生徒を受け付けていて、女子寮、男子寮もあります。

2年、3年時

新潟海洋高校(私が通っていた時)は2学科4コースがありました。

以下にコース名を書きます。

  1. 海洋開発科海洋技術コース(私が当時通っていたコース)
  2. 海洋開発科海洋創造コース
  3. 水産資源科資源育成コース
  4. 水産資源科食品科学コース

1.海洋開発科海洋技術コース 

小型船舶操縦士1級の免許が取れるコースです。

大型船「海洋丸」に乗船し、船員さんと一緒にマグロ延縄漁やイカ釣り、蟹カゴ実習等の実際の漁を体験しながら、日本一周や、ロシアのウラジオストクに入港して、現地の海洋系の学科の生徒と交流会をやりました。(コロナ感染拡大前、ウクライナの戦争前だったため、ロシアに行くことができましたが、現在は変わっているかもしれません)

航海実習中は、各班ごとに見張り、食事当番、操業(漁をやる班)休憩班に別れて、ローテーションで実習をしたり、全員で授業を受けたりしていました。

上記のような長期航海実習を30日間を2、3年次に各一回 計2回経験しました。

2.海洋開発科海洋技術コース

潜水士や、水中での工事、水中での作業等をメインにするコースです。

潜水プールにて、水中で電気工事をしたり、沖縄でのダイビング実習、水中地形の把握、CAD、等を学べるコースで、潜水士や電気工事士等の資格を取ることができます。工学系(エンジンなどの機械、溶接、陸上での製図、測量等)の勉強を主としてやるコースです。

このコースでも、小型船舶操縦士2級を取ることができます。他にもアーク溶接等の実習もあります。

3. 水産資源科資源育成コース

漁港にある養殖施設にて、マコンブやヒラメ、ノドグロ、チョウザメといった多様な魚の養殖現場を実際に体験できるようなコースです。

当番制で飼育や、水槽の掃除、給餌等を行います。新潟海洋が所有しているコンブを毎年養殖して、引き上げる作業をおこなったり、昆布を養殖施設で干して、乾燥させたりする活動をやっています。また、魚の放流をしたりもします。

危険物の資格や、潜水士を取得することができ、水族館で働きたい方や、養殖場で働きたい方におすすめのコースです。

4.  水産資源科食品科学コース

学校の食品加工場を使って魚介類を加工する、調理がメインの学科。実習で作った製品を学校祭で販売したり、全国のスーパーに販売をしたりしている学科です。

「能水商店」という会社があり、近くの道の駅に店舗が出店されるなど、今後の活躍も期待されている学科です。

学校の近くの河川に産卵のために遡上するサケの、産卵後に死んでしまった個体を使って魚醤(魚を使った醤油)を開発し、販売をしたりしています。

能水商店のリンクも以下に添付させていただきます。

https://www.nousui-shop.com/?tid=1&mode=f6 能水商店公式HP

あとがき

今回は私が通っていた高校 新潟県立海洋高等学校で学べることを簡易的にご紹介させていただきました。

今後もより詳しい内容やおすすめの水族館等を紹介していきたいと思っています。

最後まで閲覧していただきありがとうございます。

みなさんにとって今日や明日がより良き1日になりますように。

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